北区の都営住宅はどこが当たりやすいか
2022年5月〜2026年5月の定期募集16回・602件の倍率を住宅ごとに数え直した実測

最終更新:2026-08-18 / 出典=JKK東京「申込地区別倍率表」16回分の読み取り

都営住宅は「倍率が高くて当たらない」と語られますが、実際の倍率は住宅より先に、申し込む区分で大きく変わります。JKK東京は募集回ごとに倍率表を出すだけで、回をまたいで並べた集計は公表していないため、ここでは16回分を読み直して北区のぶんだけを取り出しました。

数字だけ北区で観測できた募集は602件(都内7番目)。倍率の中央値は10.5倍で、4件以上観測できた申込先は56件で、そのうち居室内で病死等があった住宅を除いた43件のうち8件が5倍未満でした。誰も申し込まなかった募集は11件(のべ11戸)・8住宅で、都全体1,491件の1%にあたります。もっとも多いのは桐ケ丘一丁目(4回)です。

有料の一覧このページの相場は全部無料です。そのうえで住宅名を1つに決めるところまで要るなら、定期募集16回を名寄せして「毎回すいている申込先」を住宅名つきで並べた一覧(500円・買い切り)があります。中身と値段を見る →

① まず「どの区分で出すか」で倍率が変わる

住宅を選ぶ前に、ここを確かめてください。2022年5月〜2026年5月の全14,782件を募集区分ごとに分けると、若年夫婦・子育ての中央値2倍に対して単身者向は34倍で、17倍ひらいています。都全体の数字です。

募集区分募集件数倍率の中央値申込者ゼロ出る回
若年夫婦・子育て
若い夫婦・子育て世帯(期限つき)
1,530件2倍14%5月・11月
世帯向(一般)
2人以上の世帯
8,731件4倍7%5月・11月
病死等があった住宅
条件を承知のうえで選ぶ人
3,338件5倍20%2月・5月・8月・11月
単身・車いす
車いすを使う単身の人
26件5倍4%2月・8月
シルバーピア
高齢の単身・夫婦
153件24倍1%2月・8月
単身者向
1人で申し込む人
1,004件34倍0%2月・8月

「出る回」は、その区分が実際に募集された月です。年4回の定期募集すべてに自分の区分が出るわけではありません。くわしくは募集区分ごとの倍率にまとめました。

次の定期募集は2026年11月この回に出るのは世帯向(一般)・若年夫婦・子育て・病死等があった住宅です。単身者向・シルバーピア・単身車いす向はこの回には出ません(2月・8月の回です)。日程は開催の2週間〜1か月前にJKK東京が公表します。確定した日程はフクシルの予定表に載せています(カレンダーアプリに購読できます)。

上の相場で「どのあたりが空いているか」までは分かります。申込書に書けるのは基本的に1回につき1つなので、最後は住宅名を1つに決めることになります。そこだけは住宅ごとの実測が要ります。

申込先を1つに決めるなら

都営住宅(東京都)で「毎回すいている申込先」の住宅名つき一覧

500円買い切り・税込。HTMLファイル1つ、印刷可

申込書に書けるのは基本的に1回につき1つです。相場が分かっても、最後は住宅名を1つ選ぶことになります。1回だけ空いた住宅と、いつ見ても空いている住宅は区別できません。定期募集16回を住宅と募集区分ごとに名寄せして、中央値で選り分けた一覧です。

  • 毎回すいている申込先(4件以上の募集を観測できて、倍率の中央値が5倍未満のものだけ。1回だけ空いた住宅は入れていません)
  • 回によって当たりやすさが大きく動く申込先(住宅を変えるより、出す回を変えるほうが効く相手)
  • 申込者ゼロが出た申込先とその回数
  • 観測できた全申込先の索引(区市町・住宅名・募集区分・倍率の中央値/最低/最高・観測件数・エレベーター・建てられた年・住宅名と同じ名前の町丁目の世帯数と住宅侵入の件数)

先に確認してください:これは過去の実測から作った目安で、次の募集の倍率を約束するものではありません。募集される住宅は回ごとに変わります。申込資格(都内在住・収入基準など)は東京都・JKK東京の募集案内でご確認ください。対象は東京都の都営住宅だけで、他の道府県の公営住宅は入っていません。

買わなくても申し込みはできます。区市町ごとの相場は無料の一覧で全部公開しています。

説明だけでは分からないと思うので、実物の冒頭をそのまま出します。宣伝用に書き直したものではありません。

2. 毎回すいている申込先(病死等があった住宅を除く・595件)

4件以上観測できて、倍率の中央値が5倍未満だったものだけを載せています。中央値で切っているので、1回だけたまたま空いた住宅は入りません。区市町ごと、倍率の低い順。

三鷹市(16件)

区市町住宅募集区分中央値最低最高観測申込0EV建築同じ名前の町丁目(世帯・住宅侵入 2021〜2025年の5年間)
三鷹市中原四丁目第2世帯向(一般募集住宅)00385昭和48中原四丁目:世帯1,847・住宅侵入2件
三鷹市井口五丁目世帯向(一般募集住宅)0.50282昭和62井口五丁目:世帯480・住宅侵入0件
三鷹市上連雀九丁目世帯向(一般募集住宅)0.501472昭和51上連雀九丁目:世帯1,430・住宅侵入0件

世田谷区(8件)

抜粋はここまで

かすんでいるのは「ここで切れている」という印です。この先の本文はこのページに入っていません(ソースを見ても続きは出てきません)。

抜粋の表の右端は、住宅名と同じ名前の町丁目の数字です(姉妹サイト住環境データ東京が町丁目ごとに集計)。住宅侵入は2021〜2025年の5年間の件数そのもので、率ではありません(世帯の多い町ほど大きく出ます)。建物の所在地がその町丁目と一致しない場合があります。「(町全体・2つの丁目)」のように書いたものは、住宅名が町の名前までしか一致しなかったときの、町全体の合計です(丁目が3つ以下で、世帯が5,000未満の町だけ)。「数字なし」は、町が広いか、同じ区に同じ名前の町丁目が2つ以上あって決められないため、数字を付けていないという意味です(同じ名前の町丁目が見つからないものは「—」)。0件は被害がなかったという意味ではありません(警察に届出があって初めて数えられます)。出典=警視庁「区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」(東京都オープンデータ・CC BY 4.0)、総務省統計局「令和2年国勢調査 小地域集計」(世帯数)。当サイトが住宅名と突き合わせて加工したもので、警視庁・総務省統計局が作成したものではありません。

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北区だけで見た募集区分

北区で観測できた602件の内訳です。件数の少ない区分は数字が動きやすいので、上の都全体の表と併せて読んでください。

募集区分募集件数倍率の中央値申込者ゼロ
若年夫婦・子育て
若い夫婦・子育て世帯(期限つき)
31件4倍0%
病死等があった住宅
条件を承知のうえで選ぶ人
158件6倍6%
世帯向(一般)
2人以上の世帯
318件7倍0%
単身者向
1人で申し込む人
90件19倍1%
シルバーピア
高齢の単身・夫婦
5件21倍0%

② 北区で倍率が低かった申込先(8件)

4件以上の募集を観測できて、倍率の中央値が5倍未満だったものです。中央値で切っているので、1回だけたまたま空いた住宅は入りません。居室内で病死等があった住宅は性質が違うのでこの表から外しています。建てられた年とエレベーターの有無は、住宅ごとに無料の一覧と有料の索引に入れています。

住宅募集区分中央値最低最高観測
赤羽北三丁目世帯向(一般)1.6倍0倍18倍10件
浮間一丁目第2若年夫婦・子育て3.3倍1倍9.3倍5件
堀船四丁目世帯向(一般)3.5倍1.5倍6.5倍9件
浮間二丁目世帯向(一般)3.5倍1倍9倍5件
桐ケ丘二丁目世帯向(一般)4倍0.3倍39倍14件
浮間三丁目世帯向(一般)4倍0.3倍44倍7件
西が丘三丁目世帯向(一般)4.3倍1倍22.5倍20件
堀船三丁目世帯向(一般)4.4倍1倍32倍15件

③ 北区で申込者ゼロが確認できた住宅(8住宅)

同じ住宅が何度もあまっているのか、たまたま1回だけだったのかで意味が変わります。16回を通した確認回数の多い順です。

住宅名確認のべ戸数建築年度EV直近の回
桐ケ丘一丁目4回4戸平成27ほか令和7年11月
滝野川三丁目1回1戸昭和46令和4年5月
滝野川三丁目第21回1戸昭和46令和4年11月
浮間二丁目1回1戸昭和55令和4年11月
赤羽西六丁目1回1戸昭和48令和5年5月
堀船四丁目1回1戸昭和42令和5年8月
堀船三丁目第21回1戸昭和42令和7年11月
神谷三丁目1回1戸昭和42令和8年5月

④ 募集回ごとの件数(北区)

件数は募集回ごとの戸数や条件で動きます。0件は「この読み取りでは確認できなかった」という意味で、その回に募集割れが無かったと確定させるものではありません。

募集回観測できた募集うち申込0のべ戸数
令和4年5月60件1件1戸
令和4年11月68件2件2戸
令和5年2月16件0件0戸
令和5年5月48件3件3戸
令和5年8月26件1件1戸
令和5年11月45件1件1戸
令和6年2月18件0件0戸
令和6年5月59件0件0戸
令和6年8月29件0件0戸
令和6年11月40件0件0戸
令和7年2月27件0件0戸
令和7年5月68件0件0戸
令和7年8月14件0件0戸
令和7年11月45件2件2戸
令和8年2月8件0件0戸
令和8年5月31件1件1戸

⑤ エレベーターの有無

北区で観測できた602件のうち、エレベーター有が569件、無が33件でした(欄が読み取れなかった行は除いています)。エレベーターの有無が都全体でどれだけ倍率に効くかは都内の相場一覧に出しています。

この数字の限界ここに出したのは下限です。JKK東京の倍率表PDFは回ごとに列の作りが違い、機械での読み取りは全行を正しく復元できません。行頭に区市町が明記されていた行と、住宅名から区を確定できた行だけを使っています。ここに出ていない住宅も多くあります。「載っていない=空いていない」ではありません。

「倍率が低い=誰でも入れる」ではありません。申込資格(収入基準・住宅困窮要件・単身可否など)を満たすことが前提で、同じ住宅でも回によって募集の有無・戸数・間取り・入居人数の条件が変わります。過去にあまった住宅が次回も募集に出るとはかぎりません。申し込む前に、その回の募集案内で必ず条件を確認してください。

先に確かめておくこと都営住宅の申込みには収入の上限があります(政令月収158,000円以下、裁量階層は214,000円以下)。政令月収の判定計算機で先に確かめられます。倍率が高い住戸でも、障害者・高齢者・ひとり親などは優遇抽選で当選確率を上げられます。

よくある質問

Q. 北区の都営住宅で倍率が低いのはどの住宅ですか?

A. 北区で4件以上の募集を観測できた申込先(居室内で病死等があった住宅を除く43件)のうち、倍率の中央値が5倍未満だったのは8件です。もっとも低いのは赤羽北三丁目(世帯向(一般募集住宅)・中央値1.6倍・10件観測)でした。また、誰も申し込まなかった回がある住宅は8あり、いちばん多いのは桐ケ丘一丁目(4回)です。ただしこれは過去の記録で、次回の募集に同じ住宅が出るとはかぎりません。申込資格(収入基準・住宅困窮要件・単身入居の可否)を満たすことが前提です。

Q. 北区の都営住宅は次にいつ募集されますか?

A. 都営住宅の定期募集は例年2月・5月・8月・11月の年4回で、次は2026年11月の回にあたります。ただし回ごとに出る募集区分が決まっていて、2026年11月の回に出るのは世帯向(一般)・若年夫婦・子育て・病死等があった住宅です。単身者向は2月・8月の回にしか出ないため、この回では申し込めません。日程は開催の2週間〜1か月前にJKK東京が公表します。確定した日程はフクシルの予定表(https://fukushiru.com/calendar/)にも載せています。

Q. 都営住宅はどの区分で申し込むと当たりやすいですか?

A. 募集区分によって倍率がまったく違います。2022年5月〜2026年5月の14,782件で見ると、若年夫婦・子育てが中央値2倍ともっとも低く、単身者向が中央値34倍でもっとも高く、17倍ひらいています。資格が合うなら、住宅を選び直すより先に、どの区分で出せるかを確かめるほうが効きます。

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出典

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