八王子市の都営住宅で申込者ゼロだった住宅
【2022〜2026年・定期募集16回の実測】

最終更新:2026-08-24 / 出典=JKK東京「申込地区別倍率表」PDF16回分の読み取り

都営住宅は「倍率が高くて当たらない」と語られますが、誰も申し込まなかった住戸募集も毎回出ています。八王子市では、令和4年5月〜令和8年5月の定期募集16回のうち71件(のべ115戸)・23住宅で申込者ゼロが確認できました。JKK東京は募集回ごとに倍率表を出すだけで、回をまたいで「どの住宅が何回あまったか」をまとめた資料は公表していないため、ここでは16回分を読み直して八王子市のぶんだけを取り出しています。

数字だけ八王子市の申込者ゼロは71件。これは都内7番目に多く、都全体で確認できた1,360件の5.2%にあたります。うち46件(65%)はエレベーター付き19件は2000年代以降に建てられた住宅でした。もっとも多く申込者ゼロが確認できたのは中野山王三丁目(9回)です。

① 八王子市で申込者ゼロが確認できた住宅(全23住宅)

同じ住宅が何度もあまっているのか、たまたま1回だけだったのかで意味が変わります。16回を通した確認回数の多い順に並べました。

八王子市 申込者ゼロが確認できた住宅(令和4年5月〜令和8年5月・16回)
住宅名確認回数のべ募集戸数建築年度エレベーター直近に確認できた回
中野山王三丁目9回9戸平成10〜平成22(住戸により異なる)令和6年8月
多摩ニュータウン松が谷8回18戸昭和48〜昭和55(住戸により異なる)有・無が混在令和7年11月
多摩ニュータウン南大沢6回6戸昭和56〜平成8(住戸により異なる)有・無が混在令和7年11月
多摩ニュータウン別所一丁目第35回10戸平成8(1996年度)令和7年11月
多摩ニュータウン鹿島4回5戸昭和48〜昭和60(住戸により異なる)令和7年11月
長房4回5戸平成16〜平成25(住戸により異なる)令和8年5月
長沼町4回9戸昭和63(1988年度)令和8年5月
八王子石川町第23回3戸平成8〜平成13(住戸により異なる)令和7年2月
長房南3回5戸平成22〜平成26(住戸により異なる)令和7年11月
長沼町第23回3戸平成4〜平成5(住戸により異なる)令和7年11月
八王子高倉町第22回4戸昭和55(1980年度)令和5年5月
多摩ニュータウン上柚木第22回3戸平成5(1993年度)令和5年11月
多摩ニュータウン下柚木第22回11戸平成3(1991年度)令和7年5月
多摩ニュータウン別所2回4戸昭和63(1988年度)令和6年5月
多摩ニュータウン別所一丁目2回4戸平成6(1994年度)令和7年11月
多摩ニュータウン別所一丁目第22回5戸平成7(1995年度)令和7年5月
大和田七丁目2回2戸昭和51(1976年度)令和4年11月
長房東2回2戸平成23〜平成25(住戸により異なる)令和8年5月
長房西2回3戸昭和51(1976年度)令和8年5月
多摩ニュータウン上柚木1回1戸平成4(1992年度)令和5年11月
多摩ニュータウン下柚木1回1戸平成4(1992年度)令和5年11月
多摩ニュータウン鑓水第21回1戸平成7(1995年度)令和5年11月
多摩ニュータウン長池第21回1戸平成3(1991年度)令和5年11月

② 募集回ごとの件数(八王子市)

件数は募集回ごとの募集戸数や条件で動きます。0件は「この読み取りでは確認できなかった」という意味で、その回に募集割れが無かったと確定させるものではありません(下の「この数字の限界」参照)。

八王子市 募集回ごとに確認できた申込者ゼロの件数
募集回確認件数のべ募集戸数
令和4年5月6件7戸
令和4年11月4件5戸
令和5年2月1件1戸
令和5年5月9件21戸
令和5年8月0件0戸
令和5年11月21件23戸
令和6年2月0件0戸
令和6年5月1件2戸
令和6年8月2件2戸
令和6年11月4件12戸
令和7年2月1件1戸
令和7年5月7件15戸
令和7年8月0件0戸
令和7年11月11件21戸
令和8年2月0件0戸
令和8年5月4件5戸

③ 募集区分・建築年代の内訳

八王子市 募集区分別・建築年代別の内訳(71件)
区分件数割合
居室内で病死等があった住宅34件48%
世帯向(一般募集住宅)29件41%
若年夫婦・子育て世帯向(定期使用住宅)7件10%
シルバーピア1件1%
1970年代に建てられた住宅9件13%
1980年代に建てられた住宅20件28%
1990年代に建てられた住宅23件32%
2000年代に建てられた住宅10件14%
2010年代に建てられた住宅9件13%

この数字の限界ここに出したのは下限です。JKK東京の倍率表PDFは回ごとに列の作りが違い、機械での読み取りは一部の行を正しく復元できません。そこで同じ行の申込者数欄と倍率欄がともに0と読めた行だけを採用し、区市町も行頭に明記されていた行に限っています。したがって八王子市の実際の募集割れは、ここに出した71件より多いはずです。少なくはなりません。

「募集割れ=誰でも入れる」ではありません。申込資格(収入基準・住宅困窮要件・単身可否など)を満たすことが前提で、同じ住宅でも回によって募集の有無・戸数・間取り・入居人数の条件が変わります。過去にあまった住宅が次回も募集に出るとはかぎりません。申し込む前に、その回の募集案内で必ず条件を確認してください。

先に確かめておくこと都営住宅の申込みには収入の上限があります(政令月収158,000円以下、裁量階層は214,000円以下)。政令月収の判定計算機で先に確かめられます。倍率が高い住戸でも、障害者・高齢者・ひとり親などは優遇抽選で当選確率を上げられます。

よくある質問

Q. 八王子市の都営住宅で倍率が低いのはどの住宅ですか?

A. 八王子市の定期募集16回分で、申込者ゼロ(倍率0.0倍)と読み取れた住戸募集は71件・23住宅ありました。確認回数がもっとも多いのは中野山王三丁目(9回)です。3回以上あまった住宅は中野山王三丁目・多摩ニュータウン松が谷・多摩ニュータウン南大沢・多摩ニュータウン別所一丁目第3・多摩ニュータウン鹿島 など10住宅です。ただしこれは過去の記録で、次回の募集に同じ住宅が出るとはかぎりません。また申込資格(収入基準・住宅困窮要件・単身入居の可否)を満たすことが前提です。

Q. 八王子市の都営住宅の空き状況はどこで見られますか?

A. 都営住宅は、賃貸情報サイトのように空き室が常時公開される仕組みではありません。年4回ごろの定期募集(例年5月・8月・11月・2月)の回ごとに「募集案内」で対象住宅が示され、そこに載った住戸だけが申込み・抽選の対象になります。したがって見るべきは「いま空いている部屋」ではなく「次の募集にどの住宅が出るか」です。募集の有無・時期・申込方法は、募集事務を行うJKK東京(東京都住宅供給公社)と東京都住宅政策本部の公式ページで必ず確認してください。

出典

八王子市を含む全1,360件の明細は募集割れ一覧(1,360件・CSV)で配布しています。出典(フクシル https://fukushiru.com/articles/toei-hachioji.html )を明記していただければ、表・数値の転載は自由です。

ご注意:このページは公開情報にもとづく一般的な情報の共有です。掲載しているのは過去の募集回で申込者ゼロと読み取れた記録であって、現在の募集状況・空室状況ではありません。申込資格・募集の有無・可否は、必ずJKK東京および東京都の公式情報・窓口でご確認ください。