住民税非課税世帯になる年収は?
判定シミュレーター【2026年度対応】
最終更新:2026-08-03 / 2025年(令和7年)税制改正を反映した2026年度(令和8年度)住民税の基準で判定します
「住民税非課税世帯」は、給付金の対象・医療費や入院食事代の減額・介護保険料・大学無償化まで、日本の福祉制度の多くで「優遇の入口」になっている境界線です。2025年の税制改正で給与所得控除が引き上げられ、2026年度からは単身の給与収入ラインが100万円→110万円に上がりました。このページでは、あなたの世帯が非課税になるかを収入・世帯構成・地域(級地)から自動判定し、非課税世帯で受けられるメリットをまとめます。
2026年度の変更点給与所得控除の最低額が55万円→65万円に引き上げられたため(令和7年分から)、給与収入だけの単身者は110万円以下で住民税非課税になります(1級地)。「100万円の壁」は「110万円の壁」に変わりました。
① 早見表:非課税になる収入ライン【2026年度・1級地】
| 世帯構成 | 給与収入なら | 年金収入なら (65歳以上) |
|---|---|---|
| 単身 | 110万円以下 | 155万円以下 |
| 夫婦(配偶者を扶養) | 約166万円以下 | 約211万円以下 |
| 夫婦+子1人 | 約205万円以下 | 約246万円以下 |
| 夫婦+子2人 | 約255万円以下 | 約281万円以下 |
| ひとり親+子1人 | 約204万円以下※ | — |
※ひとり親はこれとは別に「前年の合計所得135万円以下(給与収入だと約204万円)なら非課税」という本人非課税の特例もあります(障害者・未成年者・寡婦も同じ135万円基準)。2級地では単身101.5万円・3級地では単身93万円が目安と、地方ほど少し下がります(給与収入ベース)。
この金額は、いつ決まったものか
いまの値
均等割の非課税限度額=35万円×世帯人数+21万円+10万円(1級地の場合)
★この金額は全国共通ではありません。地方税法295条3項は「政令で定める基準に従い市町村の条例で定める」と書いており、最終的な額はお住まいの市区町村の条例で決まります。級地区分(1級地1.0/2級地0.9/3級地0.8)でも変わります。上の早見表は1級地の場合です。
いつ時点の値か
令和8年度課税分(根拠:地方税法295条3項/地方税法施行令47条の3)
前回いくら動いたか
直近で分かっている変更は、令和3年度から「+10万円」が加わったことです(給与所得控除・公的年金等控除の見直しに合わせた調整)。基本額35万円・加算21万円そのものがいつ決まったかは、一次情報では確認できませんでした。
次に確定する日
毎年12月下旬に閣議決定される税制改正大綱で、翌年度の変更の有無が決まります(決まれば3月の法改正・4月施行)。ただし非課税限度額が対象になるかは、大綱が出るまで分かりません。
くらしの福祉の予定表:年金の支給日・制度が変わる日・公営住宅の募集を、カレンダーに登録できます(無料・登録不要)。
出典:地方税法 第295条(e-Gov法令検索) / 地方税法施行令 第47条の3(e-Gov法令検索)
当サイトが一次情報を直接読んで確認した内容です(確認日 2026-09-14)。制度の適用可否は必ず窓口でご確認ください。
非課税の判定に出てくる「障害者・ひとり親・寡婦・未成年者」(合計所得135万円まで非課税)の障害者は、手帳を持っている人だけではありません。要介護認定を受けている親御さんは、市区町村の認定を受ければ障害者に当たることがあり、所得税・住民税の障害者控除も同時に使えます。申告していなかった分は過去5年分までさかのぼれます(制度の説明は障害者控除の記事に無料で置いています)。
親の障害者控除、過去5年分をさかのぼって取り戻す手順書
500円買い切り・税込。HTMLファイル1つ、印刷してそのまま窓口へ
ここまでが無料で読めるところです。ここから先=認定書をもらい、還付額を試算し、更正の請求か還付申告を出すまでを、お住まいの市区町村の基準に合わせて1つにまとめました。
- 親のランク(日常生活自立度)がどの書類のどこに書いてあるかと、手元にないときの取り寄せ方(開示請求)
- 所得税率5〜33%×障害者/特別障害者/同居特別障害者の還付額の試算表(年額と5年分)
- 確定申告済みなら更正の請求・未申告なら還付申告、それぞれの必要書類と出し方
- 窓口での持ち物のチェックリストと、「過去◯年分も」と伝えるべき理由
先に確認してください:この控除で税金が戻るのは、親御さん本人が税を納めているか、あなたが親御さんを扶養親族として申告している場合です。どちらにも当てはまらないと、控除する税金がないため戻るお金はありません。
説明だけでは分からないと思うので、実物の冒頭をそのまま出します。宣伝用に書き直したものではありません。
ステップ1 親の「自立度ランク」を調べる
ランクはどこに書いてあるか
「認知症高齢者の日常生活自立度」と「障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)」は、介護認定のときに作られた次の書類に記載されています。介護保険証には書かれていません。
| 書類 | どこを見るか | 手元にないとき |
|---|---|---|
| 主治医意見書 | 「3. 心身の状態に関する意見」の欄。障害高齢者の日常生活自立度(J1〜C2)と認知症高齢者の日常生活自立度(Ⅰ〜M)が並んで書かれています。 | お住まいの市区町村の介護保険担当に開示請求をすれば写しがもらえます |
開示請求は無料か数百円で、1〜2週間かかることが多いです。確定申告の期限直前だと間に合わないことがあるので、先にここから始めてください。
抜粋はここまで
かすんでいるのは「ここで切れている」という印です。この先の本文はこのページに入っていません(ソースを見ても続きは出てきません)。
買わなくても手続きはできます。迷ったら先に自治体別の一覧で、自分の街の基準だけ確かめてください。制度の説明はこちらの記事で全部無料です。
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② あなたの世帯は?【自動判定】
世帯の中でいちばん収入が多い人(=生計を支えている人)について入れてください。住民税は一人ひとりにかかる税金なので、「世帯全員が非課税」=「住民税非課税世帯」です。共働きなどで収入のある人が複数いる場合は、それぞれについて判定してください。
非課税判定シミュレーター(2026年度基準)
③ 非課税世帯になると受けられる主なメリット
「住民税がかからない」こと自体より、非課税世帯であることを条件に発動する制度のほうが金額的に大きいことが多いです。
| 制度 | 非課税世帯だとどうなる |
|---|---|
| 政府の給付金 | 物価高対策などの給付金は「住民税非課税世帯」を対象にすることが多い(例:2025年度は1世帯3万円) |
| 高額療養費 | 医療費の自己負担上限が最低区分(70歳未満:月36,900円)になる |
| 入院時の食事代 | 1食510円→約240円に減額(91日目からさらに減額) |
| 介護保険料 | 65歳以上の保険料が最低段階(基準額の3割前後)に |
| 高額介護サービス費 | 自己負担上限が月24,600円(世帯)に軽減 |
| 大学無償化 | 高等教育の修学支援 第1区分=授業料減免+給付型奨学金が満額 |
| 国民健康保険料 | 均等割の7割・5割・2割減額の判定に有利(正確には所得基準で判定) |
| NHK受信料 | 世帯に障害者手帳保持者がいれば全額免除 |
| 予防接種・健診 | 自治体の予防接種・がん検診などが無料になる例が多い |
| 公営住宅 | 収入基準を満たしやすく、家賃も最低区分になりやすい |
| 保育料・副食費 | 非課税世帯は0〜2歳児クラスの保育料無償・副食費免除 |
| 障害福祉サービス | 利用者負担の月額上限が0円(生活保護・非課税世帯) |
制度ごとに「世帯全員非課税」か「本人非課税」かなど条件の細部が違います。金額・条件は各制度の公式情報でご確認ください。
④ よくある質問
- 「均等割だけ課税」って何?——住民税は定額の「均等割」(年5,000円前後)と所得に応じた「所得割」の2階建てです。所得が非課税限度額をわずかに超えると、まず均等割だけがかかる中間帯があります。「非課税世帯」の給付金などは原則、均等割もかからない世帯が対象です。
- いつの収入で判定される?——前年1〜12月の収入です。2026年度(2026年6月〜)の住民税は2025年中の収入で決まります。
- 退職して収入が減ったら?——住民税は前年基準なので、退職の翌年度に非課税になるのが普通です。今年の負担が重い場合は減免制度がある自治体もあります。
- 障害年金・遺族年金は?——非課税所得なので判定上の所得に含まれません。障害年金だけで暮らしている方は住民税非課税です(障害年金の計算機)。
あわせて読みたい収入がラインを大きく下回ってしまい生活が苦しい場合は生活保護の支給額シミュレーターで最低生活費と比べてみてください。医療費の上限は高額療養費の計算機(2026年8月改正対応)、家賃を下げるなら公営住宅の倍率データへ。
コメント
「この収入でどうなった」という体験の共有は、同じ立場の方の参考になります。個人が特定される情報はお書きにならないでください。
出典(総務省・国税庁ほか)
- 総務省「個人住民税」(非課税限度額の仕組み) https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/individual-inhabitant-tax.html
- 国税庁「令和7年度税制改正による所得税の基礎控除の見直し等について」(給与所得控除65万円への引き上げ) https://www.nta.go.jp/users/gensen/2025kiso/index.htm
- 各自治体の個人住民税非課税基準(例:東京23区は各区税務課の公表基準=35万円×(本人+扶養人数)+10万円+21万円加算)
- 厚生労働省「高額療養費制度」「入院時食事療養費」「介護保険の利用者負担」各制度ページ