障害者手帳で交通・医療費はどこまで無料になる?
名古屋・東京・大阪【三大都市比較】
最終更新:2026-06-30 / 出典は各自治体の公式ページ(記事末尾に一覧)
同じ障害者手帳を持っていても、住んでいる街で「無料になる範囲」は大きく違います。名古屋市では市バス・地下鉄が無料になり、医療費の自己負担も実質0円になることがあります。一方で「都営は無料だけどメトロ・JRは対象外」「医療費に一部自己負担が残る」など、街ごとの差(=知らないと損する格差)は意外と知られていません。この記事では三大都市の交通の無料制度と医療費助成を当事者目線で比較します。
この記事の要点「障害者手帳=どこでも同じ」ではありません。自治体独自の制度に大きな差があり、特に市営交通の無料範囲と医療費の自己負担の有無で差が出ます。引っ越し・転居を考えている方は要チェックです。
交通や医療費の助成と同じで、障害者控除の認定基準も自治体ごとに違います。障害者手帳がなくても、要介護認定を受けている親御さんは市区町村の認定で対象になることがあります(→ 自治体別の認定基準の一覧・無料)。
親の障害者控除、過去5年分をさかのぼって取り戻す手順書
500円買い切り・税込。HTMLファイル1つ、印刷してそのまま窓口へ
ここまでが無料で読めるところです。ここから先=認定書をもらい、還付額を試算し、更正の請求か還付申告を出すまでを、お住まいの市区町村の基準に合わせて1つにまとめました。
- 親のランク(日常生活自立度)がどの書類のどこに書いてあるかと、手元にないときの取り寄せ方(開示請求)
- 所得税率5〜33%×障害者/特別障害者/同居特別障害者の還付額の試算表(年額と5年分)
- 確定申告済みなら更正の請求・未申告なら還付申告、それぞれの必要書類と出し方
- 窓口での持ち物のチェックリストと、「過去◯年分も」と伝えるべき理由
説明だけでは分からないと思うので、実物の冒頭をそのまま出します。宣伝用に書き直したものではありません。
ステップ3 認定書をもらう
お住まいの市区町村の窓口に「障害者控除対象者認定書を申請したい」と伝えます。申請書は窓口かウェブサイトで手に入ります。
持っていくもの(一般的な例。事前に電話で確認してください)
- 障害者控除対象者認定申請書(窓口またはサイトで入手)
- 介護保険被保険者証
- 申請する人の本人確認書類
- 親御さん本人以外が申請する場合は、続柄が分かるものや委任状
認定書は年ごとに出ます。過去の年の分もさかのぼって申請できるのが普通です(自治体によって何年前まで出せるかが違うので、「過去◯年分もほしい」と最初に伝えてください)。判定の基準日は、その年の12月31日の状態です。
抜粋はここまで
かすんでいるのは「ここで切れている」という印です。この先の本文はこのページに入っていません(ソースを見ても続きは出てきません)。
先に確認してください:この控除で税金が戻るのは、親御さん本人が税を納めているか、あなたが親御さんを扶養親族として申告している場合です。どちらにも当てはまらないと、控除する税金がないため戻るお金はありません。
買わなくても手続きはできます。迷ったら先に自治体別の一覧で、自分の街の基準だけ確かめてください。制度の説明はこちらの記事で全部無料です。
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① 交通(地下鉄・市バス)の無料制度 比較
| 項目 | 名古屋市 | 東京都 | 大阪市 |
|---|---|---|---|
| 制度名 | 福祉特別乗車券 | 都営交通無料乗車券/精神障害者都営交通乗車証 | 福祉乗車証(IC) |
| 無料になる交通 | 市バス・地下鉄・あおなみ線・ゆとりーとライン | 都営地下鉄・都営バス・都電・日暮里舎人ライナー ※東京メトロ・JR・私鉄は対象外 |
Osaka Metro(地下鉄)・ニュートラム・大阪シティバス |
| 対象の手帳 | 身体1〜4級・療育(愛護)・精神(手帳所持)・難病(福祉医療受給者) | 身体・愛の手帳(知的)・生活保護世帯等/精神は専用の乗車証 | 身体・知的・精神など(等級により無料/割引)。精神3級も無料乗車証あり |
| 申請窓口 | 区役所 福祉課 | 区役所 障害福祉課 等 | 区の保健福祉センター |
| ひとことメモ | 名鉄・JR東海・近鉄の市内区間等も「チャージ→後日運賃相当額を支給」の対象 | 都営の守備範囲が中心。生活圏がメトロ/JR/私鉄中心だと実質カバー率は街により狭い | 2027年4月にICカードへ移行予定 |
知らないと損名古屋市は「市バス+地下鉄がまるごと無料」なので、日常の移動コストがほぼ0になります。一方、東京は都営だけが無料で、東京メトロ・JR・私鉄が生活の足の中心だと「無料乗車券があっても実際にはあまり使えない」ことも。同じ"地下鉄無料"でも中身が違うのがポイントです。
名古屋市:福祉特別乗車券(市バス・地下鉄が無料)
名古屋市民で対象の手帳を持つ方は、申請すると「福祉特別乗車券」が交付され、市バス(メーグル含む)・地下鉄・あおなみ線・ゆとりーとラインが無料で利用できます。さらに名鉄・JR東海・近鉄の市内運行区間や名鉄バス・三重交通の市内区間も、現金をチャージして乗ると後日に運賃相当額が支給されます。申請は各区役所の福祉課(支所管内は支所区民福祉課)で行います。
東京都:都営交通無料乗車券
都内に住む対象者は「都営交通無料乗車券」で、都営地下鉄全線・都営バス・都電・日暮里舎人ライナーが無料になります。精神障害者保健福祉手帳の方には「精神障害者都営交通乗車証」が用意され、都営交通の全運行区間が無料です。注意点は、東京メトロ・JR・私鉄は対象外であること。東京は鉄道網が都営以外に広いため、生活圏によっては"無料の恩恵"の実感が名古屋より小さい場合があります。
大阪市:福祉乗車証
大阪市は対象者に「福祉乗車証」を交付し、Osaka Metro(地下鉄)・ニュートラム・大阪シティバスが無料(等級により無料/割引)。2024年4月にはOsaka Metro・大阪シティバスで精神障害者保健福祉手帳による割引も導入され、精神3級にも無料乗車証が発行されています。2027年4月にICカードへ移行予定です。申請は各区の保健福祉センターへ。
② 医療費助成(自己負担分の助成)比較
| 項目 | 名古屋市 | 東京都 | 大阪府・市 |
|---|---|---|---|
| 制度名 | 障害者医療費助成制度 | 心身障害者医療費助成(マル障) | 福祉医療費助成(重度障害者医療) |
| 自己負担 | 保険診療の自己負担分を助成=実質0円(所得制限内) | 自己負担分を助成(所得制限あり) | 助成あり。ただし一部自己負担が残る場合あり【要確認】 |
| 主な対象 | 身体1〜3級(腎臓は1〜4級等)・精神1〜2級・特定疾患で日常生活が著しく制限など | 身体・知的の重度(等級要件あり)等 | 重度の身体・知的・精神 等【要確認】 |
| 対象外の例 | 差額ベッド代・先発薬希望の差額・健診・予防接種・文書料 等 | 各自治体の規定による(保険外は概ね対象外) | |
要確認大阪府の福祉医療費助成は一部自己負担(1医療機関あたりの1日上限など)が設定されている場合があります。また各都市とも所得制限の具体額・対象等級の細部は変わることがあります。最新・正確な条件は必ずお住まいの自治体の公式ページ/窓口でご確認ください(この記事は一般的な情報の比較であり、個別の可否を判定するものではありません)。
③ 引っ越し・転居で「受けられる福祉」は変わる
障害者手帳そのものは全国共通で、引っ越しても使えます(転居先の自治体で新しい手帳に切り替える手続きが必要な場合があります)。一方で、医療費助成・交通の無料乗車券・各種手当などの「自治体独自の制度」は、転居先の市区町村の制度に置き換わります。「前の街では無料だったのに、引っ越したら自己負担が出るようになった」ということが普通に起こります。引っ越しを検討するときは、移動・通院が多い方ほど、転居先のこれらの制度を事前に調べておくと安心です。
体験を募集中あなたの街では、交通・医療費はどこまで無料になりましたか?「申請してみたらこうだった」「窓口でこう言われた」という実体験は、同じ立場の人にとって一番役立つ情報です。ページ下のコメントでぜひ教えてください(個人が特定される情報は書かないでください)。
よくある質問(FAQ)
Q. 障害者手帳があれば、地下鉄やバスはどこの街でも無料になりますか?
A. いいえ。市営交通の無料制度は自治体ごとに範囲が違います。名古屋市は市バス・地下鉄が無料、東京都は「都営交通」のみ無料(メトロ・JR・私鉄は対象外)、大阪市は地下鉄(Osaka Metro)・シティバスが無料です。対象となる手帳の等級も街で異なります。
Q. 引っ越すと受けられる福祉サービスは変わりますか?
A. 変わります。手帳は全国共通ですが、医療費助成・交通無料・各種手当などの自治体独自制度は転居先の制度に置き換わり、再申請が必要なものもあります。
Q. 医療費の自己負担はどの街でも0円になりますか?
A. 所得制限内なら実質0円の自治体が多い一方、「1医療機関あたり1日◯円」などの一部自己負担が残る自治体もあります。必ず自治体の公式情報で確認してください。
あなたの街の福祉、教えてください
このサイトは「同じ立場の人の助け合い」で育てています。あなたの自治体の制度や、申請してみた体験を共有してもらえると、後から困って検索してきた人の助けになります。下のコメント欄(アカウント不要・匿名でOK)からどうぞ。
出典(各自治体・公式)
- 名古屋市「福祉特別乗車券」 https://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000149029.html
- 名古屋市交通局「割引制度(障害者など)」 https://www.kotsu.city.nagoya.jp/jp/pc/TICKET/TRP0000133.htm
- 名古屋市「障害者医療費助成制度」 https://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000008709.html
- 東京都交通局「都営交通無料乗車券」 https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/other/kanren/fare/free.html
- 東京都福祉局「精神障害者都営交通乗車証」 https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/shougai/nichijo/jousyasyo
- 東京都福祉局「心身障害者医療費助成(マル障)」 https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/seikatsu/josei/marusyo
- 大阪市「交通機関乗車料金福祉措置」 https://www.city.osaka.lg.jp/fukushi/page/0000007635.html
- Osaka Metro「障がい者手帳による割引」 https://subway.osakametro.co.jp/guide/fare/various_fares/fare_discount/josya-ryokin_waribiki.php